1→靭帯損傷における筋力強化すべき筋は、損傷しやすい関節方向と拮抗する筋である。二分靭帯(Y靭帯)損傷は、内反捻挫で起こりやすく、腓骨筋など外返し作用のある筋を強化すべきである。
2→三角靭帯損傷は外反捻挫で起こりやすいため、前後脛骨筋など内反作用がある筋を強化する。
3→前脛腓靭帯損傷は、内反捻挫で起こりやすいため、腓骨筋など外反作用がある筋を強化する。
4→前距腓靭帯は、底屈位での内反で損傷しやすい。腓骨筋を強化し外反を強めることが重要である。
5→リスフラン靭帯損傷は、足関節の過底屈で体重が乗った時に起こりやすいため足関節背屈筋を強化する。