理学療法治療学|理学療法士国家試験問題

第53回国家試験 午前41

脊髓小脳変性症の患者で、歩行可能であるが伝い歩きが主であり、方向転換時に不安定となってしまう場合の歩行補助具として適切なのはどれか。

第57回国家試験 午前9

18 歳の女子。動作時の足底部の痛みを訴えた。足底腱膜炎の診断で超音波治療を行う。
正しいのはどれか。(改)

第50回国家試験 午前11

次の文により10、11の問いに答えよ。
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を下図に示す。

患者はスポーツ選手を継続することを希望している。
治療として適切なのはどれか。

第51回国家試験 午前10

70歳の男性。15 年前の脳出血による右痙性片麻痺。右尖足に対して機能的電気刺激を行うこととした。
刺激部位として適切なのはどれか。

第49回国家試験 午前7

72歳の女性。右中大脳動脈領域の脳梗塞による左片麻痺。立位時に左下肢の外旋と足部内反が著明であり、歩行時に装具を装着している。
最も適応となりにくいのはどれか。

第56回国家試験 午後7

20歳の女性。転倒して左下腿骨骨折後、変形治癒となりその後手術が行われた。手術後翌日の単純エックス線を下図に示す。
この患者に対する運動療法で正しいのはどれか。

第55回国家試験 午後17

69歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。発症から4週が経過。Brunnstrom 法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲ。移乗とトイレ動作は手すりを使用して自立、車椅子駆動は自立している。歩行は短下肢装具とT字杖を使用して軽介助が必要であり、病棟では車椅子で移動している。病室を図に示す。
この患者に適切なのはどれか。

第47回国家試験 午前48

慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。

第47回国家試験 午前36

下肢切断術後における断端浮腫の管理で適切なのはどれか。

第47回国家試験 午後27

40歳の男性。運動療法を実施していたところ、心拍数が120 /分となった。
安静時心拍数が60/分であった場合のKarvonenの方法による運動強度(%)はどれか。
ただし、最大心拍数は220-年齢とする。

第51回国家試験 午前15

45歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から1年経過している。ADLは自立しているが、主に下肢の筋力低下、バランス不良および鶏歩が認められる。
理学療法で適切なのはどれか。

第51回国家試験 午後19

69歳の男性。肺癌。これまで化学療法を行ったが病状は進行し、経過中に脳転移がみられた。胸部エックス線写真と頭部造影MRIとを下図に示す。現在、呼吸に関する自覚症状はないが、全身倦怠感、食思不振および悪心があり、外出する気分になれず自宅に閉じこもる傾向にある。
この時期に適切な理学療法はどれか。

第56回国家試験 午後15

32歳の男性。筋強直性ジストロフィー。手指を強く握ると筋強直のために開くのに時間がかかる。側頭部と頬部の筋萎縮と閉口障害を認める。筋力はMMTで頚部2、肩関節周囲2、肘関節周囲2、手指3、股関節周囲2、膝関節周囲2、足関節周囲1で、立位になればかろうじて短距離歩行可能である。労作時に動悸や呼吸苦の自覚はなく、SpO2の低下を認めない。
正しいのはどれか。

第56回国家試験 午前10

52歳の女性。廃用による身体機能の全般的な低下によりバランス能力低下があり、バランス能力の改善を目的とした運動療法を行っている。開始当初、立位保持も困難であったが、現在は立位で物的な介助がなくても左右前後の重心移動が可能となってきている。歩行は平行棒内で両手を支持して軽介助である。
次に行うバランス練習として最も適切なのはどれか。

第47回国家試験 午前13

10歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。床上移動は交互性の四つ這いで自立している。移乗は手すりにつかまれば、かろうじて自力で可能である。主な移動手段は車椅子である。
車椅子の作製で正しいのはどれか。2つ選べ。

第55回国家試験 午前46

多発性筋炎の回復初期における理学療法で正しいのはどれか。

第56回国家試験 午前5

正中神経麻痺による猿手変形に対する上肢装具はどれか。

第48回国家試験 午前45

金属支柱付短下肢装具の足関節背屈角度を小さくすることで改善しやすい動作はどれか。

第53回国家試験 午後15

58歳の女性。5年前に子宮頸癌の手術を行った。2年前から右下肢にリンパ浮腫が出現し、弾性ストッキングを着用していた。1年前から安静臥位で右下肢を挙上しても浮腫が改善せず、皮膚が固くなり非圧窩性浮腫が認められたため、週1回外来で理学療法を実施していた。2日前に蜂窩織炎を発症し、現在、薬物療法中である。
対応として適切なのはどれか。

第49回国家試験 午前45

両下肢ともに体重の1/2まで荷重が許可されている場合、病院内の実用的移動手段として適切なのはどれか。