1→下腿三頭筋の筋力低下では立脚後期の蹴り返しが困難になるが、図では蹴り返しがないとは判断できないため誤り。
2→前脛骨筋の筋力低下では鶏歩を呈し、股関節と膝関節を過度に屈曲して足を振り出す歩行パターンとなるため誤り。
3→大殿筋の筋力低下では立脚前期から股関節を完全伸展させロックすることで姿勢保持をしようとする歩行パターンとなる。図でも立脚期に腹部を前方に突出させ股関節を完全伸展位でロックさせている様子が認められる。
4→中殿筋の筋力低下ではトレンデレンブルグ歩行もしくはデュシャンヌ歩行を呈するため誤り。
5→長内転筋の筋力低下では、図のような歩行パターンとなることはないため誤り。長内転筋の筋力低下により歩行パターンの異常を呈することは少ない。