第49回理学療法士国家試験 午前5

1→長下肢装具の適応は重度弛緩性麻痺である。症例はBrunnstrom法ステージ下肢Ⅲであり、下肢の支持性がある程度保たれていることから不適切。

2→金属支柱付き膝装具の適応は主に膝の側副靭帯損傷である。また、症例の「強い内反尖足」に対応していないため不適切。

3→症例の問題点である膝ロッキング、内反尖足に、クレンザック足継手付短下肢装具は有効である。

4→足継手なしのプラスチック短下肢装具では、強い内反尖足の制御には不十分であるため不適切。

5→靴型装具は足部の変形の矯正に使用し、足関節の制御は不十分であるため不適切である。