5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真(下図)を別に示す。 疑うべき疾患はどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→大腿骨頭上縁が壊死する疾患である。30~40代男性に好発する。
2→大腿骨頭部分の成長軟骨層からずれる疾患である。青年早期の男児に好発し、肥満が因子になることが多い。
3→小児期に多い疾患である。エックス線では所見はみられずMRIで鑑別が必要となる。
4→出生後の股関節疾患である。臼蓋形成不全や脱臼の症状を認める。
5→Perthes病は小児に好発する疾患である。血行障害によって大腿骨頭壊死を引き起こす。問題文から左股関節痛を認めており、エックス線からも左大腿骨頭の変性が見て取れる。