1→大殿筋は腸骨翼外面から起こり、大腿骨の殿筋粗面に停止する。作用は股関節の伸展・外旋である。図のストレッチングでは大殿筋は伸張されていない。
2→大腿直筋は下前腸骨棘から起こり、脛骨粗面に停止する。作用は股関節屈曲、膝関節伸展である。図のストレッチングでは股関節が伸展位の状態で膝関節を屈曲しているので大腿直筋は伸張されている。
3→大腿二頭筋長頭は坐骨結節から起こり、腓骨頭に停止する。作用は股関節伸展、膝関節屈曲である。作用とストレッチング姿勢が同じであるため、大腿二頭筋長頭は伸張されない。
4→膝窩筋は大腿骨の外側上顆から起こり、脛骨後部のヒラメ筋線の上方に停止する。作用は膝関節の屈曲である。図のストレッチングでは膝窩筋は伸張されない。
5→腓腹筋は内側頭が大腿骨内側顆から、外側頭が大腿骨外側顆から起こり、踵骨隆起に停止する。作用は膝関節屈曲、足関節底屈である。図のストレッチングでは腓腹筋は伸張されない。