Danielsらの徒手筋力テストの結果を表に示す。表以外の筋に異常はみられない。関節可動域はすべて正常範囲である。 通常速度で直線歩行したときに予想されるのはどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→踵足歩行は、下腿三頭筋の麻痺や筋力低下で生じるが、。本症例の筋力テストでの結果では左足関節の筋力の著明な低下はみられないので、左の踵足歩行は考えられない。
2→尖足歩行は足関節の背屈制限がある状態での歩行である。
3→分回し歩行は主に片麻痺で生じ、本症例における筋力測定結果からは分回し歩行は考えにくい。
4→トレンデレンブルグ徴候は、中殿筋の機能不全によっておこる代償歩行である。 本症例の右中殿筋の筋力はMMT4レベルあり、Trendelenburg歩行は考えにくい。
5→遊脚後期の膝過伸展傾向は膝関節屈筋の障害で生じる。