78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真とMRIとを下図に示す。 この患者の病態はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・5
1→X線、MRIから①椎体の楔状変形、②魚椎変形、③骨陰影の減少を認める。これは、骨粗鬆所の典型的な所見である。
2→脊椎分離症は、骨が充分形成されていない少年期に好発する、椎弓の関節突起間が分離した状態である。
3→MRIでは脊柱管の狭窄は認めらない。
4→MRIから椎間板の突出は認められない。
5→X線・MRIから、圧迫骨折し、魚椎変形した椎体が認められる。