65歳の男性。右利き。左上下肢の脱力のため搬送された。頭部MRAを下図に示す。 この患者に絵の模写を行わせると、図のように描いた。 この患者に伴いやすい高次脳機能障害はどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→失語症は優位半球の障害によって生じやすい。
2→観念失行は左半球障害によって生じやすい。
3→純粋失読は優位半球の障害によって生じやすい。
4→左右失認は左半球障害によって生じやすい。
5→症例の絵の模写から推測できるのは左半側空間無視であることから、右側(右利きである症例の劣位)半球が障害されていることがわかる。選択肢の中で右半球障害によって生じやすいのは、着衣障害である。