1→頸部伸展:段階3の検査の初期姿勢は腹臥位にて検査台から頭部を出す。被験者はこの姿勢から顎を上げないように頚部を伸展する。図1は顎が上がり頭部の伸展を行っているため不適切である。
2→体幹回旋:段階4の初期姿勢は端座位にて両上肢を前胸部にて組む。被験者はその姿勢から一側へ体幹を回旋させ、最終域で保持する。検者は肩の前後から抵抗を加える。図2は側臥位にて検査を行っており不適切である。
3→体幹屈曲:段階3の初期姿勢は膝立て背臥位を取り、両上肢を前胸部で交差する。被験者はその姿勢から腰部を床から浮かせずに、肩甲骨の下角が床から離れるまで頭部と上体を持ち上げ保持する。図3は両膝伸展位にて検査を行っており、不適切である。
4→体幹伸展:段階3の初期姿勢は腹臥位にて両上肢は体側に置く。この姿勢から臍が床から離れるまで体幹を伸展させ保持する。図4は初期姿勢、動作ともに正しい。
5→骨盤挙上:段階3の初期姿勢は仰臥位。この姿勢から片側の骨盤と下肢全体を頭側に突き上げるように動かす。図5は検査者が抵抗を加えているため、段階3の検査ではないため不適切である。