1→1回の吸引時間は長くても10〜15秒程度が目安です。30秒以上吸引を続けると、患者の低酸素状態を引き起こすリスクがあります。
2→適切な吸引圧は通常100-150mmHgの範囲内であり、150mmHgを超えると肺損傷のリスクが高まります。
3→吸引カテーテルの先端は気管分岐部の直前で止めるのが適切です。先端を分岐部の先に挿入すると、気道を傷つけるリスクが高まります。
4→吸引操作中のSpO2は90%以上を維持するのが適切です。80〜90%の範囲は低酸素状態となり、患者の安全を確保できない可能性があります。
5→吸引操作中にカテーテルを無理に動かすと、気道を傷つける可能性があります。吸引カテーテルは優しく、適切に操作する必要があります。