第53回理学療法士国家試験 午前8

1→損傷レベルより下位の運動機能が残存しているため不適切。重症度スケールBでは、損傷レベルより下位の運動機能は残存しない。

2→大動脈解離に伴い運動機能は残存しており、L2以下のMMTが平均3未満であるため、重症度スケールはCである。運動機能の低下、温痛覚の障害がみられることから脊髄の前方の障害である。

3→後索の障害は深部感覚・触覚が脱失される。

4→重症度スケールDは損傷レベルより下位の平均MMT3以上であるため不適切。

5→重症度スケールDは損傷レベルより下位の平均MMT3以上であるため不適切。中心部の障害では両側の分節性温痛覚消失がみられる。