10歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。床上移動は交互性の四つ這いで自立している。移乗は手すりにつかまれば、かろうじて自力で可能である。主な移動手段は車椅子である。 車椅子の作製で正しいのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・2
1→本症例は四つ這いで移動しており、移乗は自力で可能なレベルであるため、座面高は床からはい上がれる高さが好ましい。
2→床からはい上がって移乗することを考慮すると、スイングアウト式にした方が邪魔にならない。
3→座幅は、大転子間隔+2cmが目安である。成長には新規作成で対応すべきである。
4→座位を保てない場合や、起立性低血圧がある場合に適用となる。本症例は車椅子移動できるレベルであるため、座位を保つことができると考えられる。
5→背もたれの高さは肩甲骨下端が目安である。