第57回理学療法士国家試験 午後8

1→振戦は動かそうと思っていないのに生じる震えのことである。本症例では見られていない。

2→運動分解とは1回でできる運動が2つ以上の運動に分解されることである。本症例では見られていない。

3→測定異常とは手足の運動を目的の場所で止めることができない症状であり、小脳症状の一つである。本症例は過回内テストにおいて、肢位の保持ができておらず、測定異常がみられている。

4→協働収縮異常は筋肉の運動をコントロールできず、複雑な動きを段階的かつ協調的に働かせることができないことである。本症例では見られていない。

5→反復拮抗運動不能は前腕の回内・回外運動を行うとリズムが不規則となり遅くなってしまう症状である。本症例では見られていない。