骨盤部のエックス線写真(下図)に示す。 認められる所見はどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→大腿骨頭が臼蓋に納まっており、脱臼はみられない。
2→股間節の形成不全では、臼蓋による骨頭の被覆が不十分になることが多い。写真ではみられない。
3→骨壊死の初期にはX線では異常がみられないため、診断にはMRIや骨シンチグラフィが有用である。
4→右大腿骨頸部に骨折線がみられる。大腿骨頸部骨折ではよくGarden分類が用いられ、治療法の選択や予後予測の指標の1つとなる。
5→臼蓋の形成不全などでは大腿骨頭の後外側すべりがみられることがあるが、写真ではみられない。