第54回理学療法士国家試験 午前7

1→運動神経伝導検査は、末梢神経の運動神経伝導速度を測るため、運動ニューロンが障害されても検査に影響はない。

2→軸索変性した神経線維は伝導できなくなるが、障害されていない神経線維は正常に伝達できるため、伝導速度は低下しない。

3→運動神経伝導検査は、末梢神経の運動神経伝導速度を測るため、神経筋接合部が障害されても検査に影響はなし。

4→波形を比較すると、下の波形は持続時間の延長が見られるため正常ではないことが分かる。

5→脱髄の特徴は、伝導速度低下、持続時間延長、振幅低下が挙げられる。神経線維を覆っている髄鞘が、様々な原因により変性・破壊されることをいう。正常な情報伝達ができなくなり、痺れや麻痺を引き起こす。