3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。 影響する反射はどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→背臥位の児の後頭部に手をやり頭を持ち上げ、そこから15㎝程頭を落下させると両肩関節が外転、肘関節伸展に続いて、両肩関節内転が起こる原始反射である。
2→検者が脊柱の外側をゆっくり上から下へ擦ると、刺激側の背側が収縮して側屈する反射である。
3→背臥位で頭部を軽度屈曲させると四肢が伸展し、腹臥位で頭部を前屈させると四肢が屈曲する反射である。
4→膝を固定して一側下肢を伸展させ、同側の足底を刺激すると反対側下肢が屈曲した後に刺激を与えている指を払いのけるように伸展、交差する反射である。
5→非対称性緊張性頸反射は、顔を向いている側の上下肢が伸展して、反対側の上下肢が屈曲する反射である。