平成25年度(第48回)理学療法士国家試験問題|午後-19問〜午後0問
第48回国家試験 午後1
Danielsらの徒手筋力テストで誤っているものを2つ選べ。(改)
第48回国家試験 午後2
体幹屈筋群が最も活動する肢位はどれか。
第48回国家試験 午後3
関節可動域の測定結果を表に示す。
この結果から判定できるのはどれか。
第48回国家試験 午後4
心電図(下図)を別に示す。
異常の原因となっている部位はどれか。
第48回国家試験 午後5
20歳の女性。下肢機能障害のために血管造影検査を行った。図の矢印の部位(第8胸髄レベル)の閉塞が認められた。
機能が維持されると考えられるのはどれか。
第48回国家試験 午後6
10歳の男児。なわ跳びの練習後から踵部の圧痛と逃避性跛行がみられた。単純エックス線写真(下図)を別に示す。
疼痛緩和を目的に行う物理療法で誤っているのはどれか。
第48回国家試験 午後7
測定筋の電気刺激特性を図に示す。
図中の番号の説明で正しいのはどれか。
第48回国家試験 午後8
義足装着側の立脚期に図のようなアライメント異常がみられた。
異常の改善のために義足装着者に行う必要があるのはどれか。
第48回国家試験 午後9
図に示す装具で反張膝に対する制動効果がないのはどれか。
第48回国家試験 午後10
65歳の男性。脳梗塞。急性心不全の合併のため発症後14日目から訓練を開始することになった。訓練開始翌日の歩行訓練中に突然胸痛を訴え、SpO2経皮的酸素飽和度が97%から88%まで低下した。
病態で最も考えられるのはどれか。
第48回国家試験 午後11
脳卒中片麻痺で利き手が廃用手の患者に対する入浴指導で、洗体のために図のような自助具の使用を促した。
身体部位で洗い残しが多いのはどれか。
第48回国家試験 午後12
66歳の女性。右利き。階段から転落。転落直後は意識消失していたが、数分後に意識回復。しばらくの間、意識は清明であったが、1時間後に手足の麻痺が出現し、再び意識が低下して昏睡になった。救急搬送時の頭部CTを下図に示す。
最も考えられるのはどれか。
第48回国家試験 午後13
66歳の女性。右利き。階段から転落。転落直後は意識消失していたが、数分後に意識回復。しばらくの間、意識は清明であったが、1時間後に手足の麻痺が出現し、再び意識が低下して昏睡になった。救急搬送時の頭部CTを下図に示す。
外科的手術が行われたが、片麻痺を伴う左大脳半球障害を残した。出現しやすい症状はどれか。
第48回国家試験 午後14
15歳の男子。6歳時に転倒して左上腕骨外顆骨折の診断で骨接合術を受けた。最近左手のしびれを訴えるようになり受診した。両肘の伸展を行わせたところ、両側とも完全伸展が可能であったが左肘に図の様な変形を認めた。
この患者で最も考えられるのはどれか。
第48回国家試験 午後15
46歳の女性。BMIは29である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。
理学療法で適切でないのはどれか。
第48回国家試験 午後16
6歳の女児。脳性麻痺痙直型両麻痺。手指の巧緻動作は拙劣だが上肢・体幹の機能障害は比較的軽度で、座位バランスは良好である。両手で平行棒につかまれば椅子から立ち上がることができ、平行棒内立位は片手支持でも安定して保持できる。歩き出そうとすると支持脚股関節・膝関節の屈曲が生じ、尻もちをつきそうになり歩けない。
この患者の歩き出しの問題への対処として行う理学療法で適切なのはどれか。
第48回国家試験 午後17
脊髄完全損傷患者の移乗動作を図に示す。
この動作の獲得を目標とする機能残存レベルの上限で正しいのはどれか。
第48回国家試験 午後18
80歳の男性。3年前に脳梗塞による右片麻痺を発症したが、独歩は可能であり、ADLは自立していた。肺炎のため1週間の安静臥床が続いた後、伝い歩きはできるものの独歩は困難となった。
最も考えられる原因はどれか。
第48回国家試験 午後19
46歳の男性。肺気腫。咳や痰が頻繁にあり、労作時の息切れもある。現在、外出はできるが、80mほど歩くと息切れのために休まなくてはならない。
この患者のMRC(呼吸困難を評価する質問票)によるグレードはどれか。
第48回国家試験 午後20
患者が床面から20cm鉛直挙上した位置で下肢を保持している状態を図に示す。Aの滑車は上下に移動するが、Bの滑車はフレームに固定され、滑車の位置は動かない。なお、保持する下肢の質量は8kgで、滑車と紐の重量および摩擦力は考えなくてよい。
床面から下肢を挙上するために、上肢で引き下げた紐の長さと保持に必要な力の組合せで正しいのはどれか。