理学療法治療学|理学療法士国家試験問題|41問〜60問

第49回国家試験 午前43

全身持久力トレーニングを主体とした運動療法を中止すべき状態はどれか。

第48回国家試験 午後16

6歳の女児。脳性麻痺痙直型両麻痺。手指の巧緻動作は拙劣だが上肢・体幹の機能障害は比較的軽度で、座位バランスは良好である。両手で平行棒につかまれば椅子から立ち上がることができ、平行棒内立位は片手支持でも安定して保持できる。歩き出そうとすると支持脚股関節・膝関節の屈曲が生じ、尻もちをつきそうになり歩けない。
この患者の歩き出しの問題への対処として行う理学療法で適切なのはどれか。

第52回国家試験 午前20

2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への寝返りが可能である。背臥位と腹臥位での様子を図に示す。
この時期に優先して行う理学療法で最も適切なのはどれか。

第53回国家試験 午前13

図に示す両側支柱付長下肢装具について正しいのはどれか。2つ選べ。

第55回国家試験 午後13

8歳の男児。脳性麻痺による痙直型両麻痺。GMFCS レベルⅢであり、床上はバニーホッピングで移動している。学校内の移動は車椅子駆動で自立している。
車椅子の設定で正しいのはどれか。

第49回国家試験 午前42

慢性腎臓病患者に対する生活指導で制限する必要がないのはどれか。

第52回国家試験 午後13

65歳の男性。被殻出血による右片麻痺。発症後2か月。意識レベル、認知機能および左下肢の機能に問題はない。右足関節の位置覚障害がみられる。起居動作は自立し、座位は安定している。現在、平行棒内での歩行練習中である。歩行中、右下肢の振り出しは可能であるが、踵接地がみられず、右下肢立脚中期に膝折れを認める。Brunnstrom法ステージ右下肢Ⅲ、右下腿三頭筋のMAS(modified AshworthScale)は2である。
歩行に用いる最も適切な装具はどれか。

第54回国家試験 午後13

75歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後1か月で回復期リハビリテーション病棟に転棟した。平行棒内歩行にて立脚相で図のような状況を呈した。
立位歩行練習時の患側への対応で適切ではないのはどれか。

第55回国家試験 午前18

32歳の女性。2週前に上気道炎を発症し、5日前から四肢末端の異常感覚を自覚した。その後、徐々に四肢の脱力を認めたGuillain-Barré症候群と診断され、直ちにγ-グロブリン大量静注療法を開始した。入院時の四肢筋力はMMTで段階4であったが、入院2日後には顔面筋麻痺と構音・嚥下障害が出現し、翌日には痰が多く呼吸困難が出現したため、気管挿管され人工呼吸器管理となった。四肢筋力は近位筋で段階1、その他は段階2~3に低下している。
現時点で優先される治療はどれか。

第57回国家試験 午後47

乳癌術後の上肢リンパ浮腫(病期分類Ⅱ期)の日常生活指導として適切なのはどれか。

第48回国家試験 午後30

特発性側弯症の運動療法で正しいのはどれか。

第50回国家試験 午後8

25歳の男性。Guillain-Barré症候群。発症後3日で運動麻痺は進行しており、呼吸筋麻痺のため人工呼吸器管理中である。
理学療法で適切でないのはどれか。

第54回国家試験 午前40

超音波療法で正しいのはどれか。2つ選べ。(改)

第53回国家試験 午前41

脊髓小脳変性症の患者で、歩行可能であるが伝い歩きが主であり、方向転換時に不安定となってしまう場合の歩行補助具として適切なのはどれか。

第50回国家試験 午前11

次の文により10、11の問いに答えよ。
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を下図に示す。

患者はスポーツ選手を継続することを希望している。
治療として適切なのはどれか。

第55回国家試験 午前16

60歳の女性。脊髄小脳変性症。四肢体幹の運動失調で座位保持が困難であったが、2週間の座位保持練習を行い、端座位は上肢で支持しなくても保持できるようになった。
今後行うバランス能力改善の運動療法として最も適切なのはどれか。

第56回国家試験 午後47

摂食嚥下障害に対するリハビリテーション手技と目的の組合せで正しいのはどれか。

第58回国家試験 午前9

55 歳の女性。趣味でジョギングを行っている。変形性膝関節症に対して手術療法が行われた。術後のエックス線写真(別冊No. 3)を別に示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。

第49回国家試験 午前8

45歳の女性。脊髄小脳変性症。ADLは自立している。独歩は可能で、会社へは電車で通勤している。最近ふらつきが多くなり、ときに転倒することがあるという。
この患者に指導する内容として適切なのはどれか。

第48回国家試験 午後15

46歳の女性。BMIは29である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。
理学療法で適切でないのはどれか。