理学療法治療学|理学療法士国家試験問題|221問〜240問
第50回国家試験 午後14
70歳の男性。身長180cm、体重90kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10m であれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。
この患者に適切なのはどれか。
第48回国家試験 午前13
28歳の女性。生来健康であったが、1週前に急に回転性のめまいが出現した。良性発作性頭位眩暈症と診断され、理学療法が開始された。初回評価時には座位は可能であるが立位の保持は不安定であった。非注視下での眼振を認め、姿勢変換時にめまい感が増悪する。
この障害を改善するための理学療法で適切なのはどれか。
第52回国家試験 午前39
脳卒中片麻痺者の応用歩行練習について麻痺側から行う場合が多いのはどれか。
第48回国家試験 午後42
寒冷療法の適応で正しいのはどれか。2つ選べ。
第48回国家試験 午前33
脳卒中患者の摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。
第49回国家試験 午前9
5歳の男児。アテトーゼ型四肢麻痺。未定頸で体幹のコントロールは悪く、自力での寝返りと座位保持はできない。臥位姿勢では、下肢のはさみ肢位を伴う後弓姿勢がしばしばみられ、緊張性頸反射と緊張性迷路反射は残存している。
この児に座位保持装置を作製する際に必要な調整で誤っているのはどれか。
第56回国家試験 午後6
57歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom法ステージ下肢Ⅲ。左下腿三頭筋のMAS〈modified Ashworth scale〉は2。平行棒内歩行時に左下肢の踵接地はみられず、内反尖足となる。また、左下肢立脚中期に膝のロッキングを認める。そこでダブルクレンザック(ロッド式)短下肢装具を作製した。
誤っているのはどれか。
第50回国家試験 午前8
62歳の男性。5年前に脊髄小脳変性症と診断され、徐々に歩行障害が進行している。体幹失調が顕著で、下肢には協調運動障害があるが筋力は保たれている。歩隔をやや広くすることで左右方向は安定しているが、前後方向への振り子様の歩容がみられる。最近になって自力歩行が困難となり、理学療法で歩行器を用いた歩行を練習している。
この患者の歩行器に工夫すべき点で適切なのはどれか。
第55回国家試験 午前43
慢性腰痛に対する認知行動療法で誤っているのはどれか。
第47回国家試験 午後45
球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症患者とその家族への在宅指導で適切でないのはどれか。
第52回国家試験 午前20
2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への寝返りが可能である。背臥位と腹臥位での様子を図に示す。
この時期に優先して行う理学療法で最も適切なのはどれか。
第58回国家試験 午前9
55 歳の女性。趣味でジョギングを行っている。変形性膝関節症に対して手術療法が行われた。術後のエックス線写真(別冊No. 3)を別に示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。
第50回国家試験 午前34
極超短波による物理療法で正しいのはどれか。
第55回国家試験 午前15
75歳の女性。Parkinson病。Hoehn&Yahrの重症度分類ステージⅣ。歩行時に小刻み歩行、突進現象、すくみ足が出現する。
歩行練習として適切なのはどれか。
第51回国家試験 午後25
SteinbrockerによるステージⅠの肩手症候群に対する理学療法として適切でないのはどれか。
第55回国家試験 午後41
筋力増強運動について正しいのはどれか。
第50回国家試験 午前40
運動後に低血糖症状を起こしやすい薬物治療中の糖尿病患者への運動療法として適切なのはどれか。
第57回国家試験 午前11
75歳の男性。糖尿病により右下腿切断。義足歩行練習時に右膝の膝折れを起こしそうな不安定感を訴えた。
考えられる原因はどれか。2つ選べ。
第47回国家試験 午後15
9歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。独歩は可能だが、腹部を突き出し両肩を左右に振る動揺歩行と内反尖足とが顕著である。床からの立ち上がり動作では登はん性起立を示し、柱などにつかまればかろうじて立ち上がることができる。
上肢に拘縮はなく、ゆっくりであるが両上肢を挙上することができる。
この時期に行う理学療法士の対応で優先順位が高いのはどれか。
第56回国家試験 午前14
75歳の女性。左膝痛を訴え、関節可動域が伸展-10°、屈曲95°に制限されている。来院時のエックス線写真を下図に示す。
膝関節拘縮に対する治療で正しいのはどれか。